【本要約/感想】「悩まない人の考え方」一生分の悩みが9割消える

本要約:「悩まない人の考え方」一生分の悩みが9割消える 心理学(アドラー,フロイト,ユング等)
スポンサーリンク

今回は、木下勝寿さん著 
悩まない人の考え方– 1日1つインストールする一生悩まない最強のスキル30 

について、ご紹介させていただきます。
この本は、悩みに対する考え方を変えるための思考アルゴリズムを30個紹介した自己啓発書です。

「思考アルゴリズム」って何か、ちょっと難しそうですよね?

簡単に言うと「ものごとの考え方のパターン」みたいなものです。

この本では、30個の思考アルゴリズムを、1日1つずつインストールしていくことで、悩みを減らし、より良い人生を送れるようになると言われています。

「悩まない人」ってどんな人でしょう?

もしかしたら、鋼のメンタルを持った人や、どんなときもポジティブな人を思い浮かべるかもしれません。
しかし、著者の木下さんは言います。

「悩まない人」は、単に「悩まないスキル」を持っているだけだと。

この本では悩みを解決するのではなく、悩みを「解消」してしまうという、斬新なアプローチが紹介されています。

興味深いですね。

スポンサーリンク

この本の要約

では、この本の内容を大きく2つのパートに分けてご紹介します。

パート1:悩まない人の考え方
– 問題を問題でなくす思考アルゴリズム

このパートでは、「悩まない人」が、どのように物事を捉えているのか、その思考法について解説されています。

著者は「悩みは、他人ではなく、常に自分自身から生まれる」と言います。

例えば、友達とケンカをしてしまったとき。
「あの子が意地悪なことを言うから…」と、相手のせいにしがちですよね。

でも、「悩まない人」は、「なぜ私は、あの子の言葉に傷ついてしまったんだろう?」と、自分自身の内面を見つめ直すそうです。

そして、「私は本当はあの子と仲良くしたいと思っているんだ」という気持ちに気づき、
「どうすれば、仲直りできるだろう?」と、前向きな行動に移せるのだとか。

なるほど、悩みの原因を自分自身の中に見出すことで、感情的にならずに冷静に解決策を見つけられるんですね。
このパートでは、全部で16個の思考アルゴリズムが紹介されています。

CHAPTER 1:出来事に悩まない

  • 悩みは「他人」ではなく「自分」から生まれる。
  • できるだけ早く「9回」失敗する。
  • なぜ「運がいい人」ほど”災難”を愛するのか?
  • 本当の問題の9割は「お金」で解決できない。
  • 「計画どおり」を祈るな。「運任せ」に賭けるな。
  • どんな悩みも「1時間の集中」で消える。

CHAPTER 2:仕事に悩まない

  • 「できない」は存在しない。「やらない」と認めよう。
  • 「経験があれば、なんとかなる」から「経験がなくても、うまくやれる」へ。
  • 「仕事がつまらない」のは「面白く見つけるスキル」が足りないせい。
  • 「自分流」という名のラスボス。
  • 「自分への甘え」に気づけ。 大事なのは「切り替え」と「執着」。
  • 「ギャンブル」するな。「チャレンジ」しよう。
  • 「棚ぼた」は避けよう。「突然の大当たり」は身を滅ぼす。
  • 仕事を「損得」で考えるな。

CHAPTER 3:他者に悩まない

  • 「悪い人」はいない。「悪い関係性」があるだけ。
  • 「善悪」を超越したマーケターの思考法。
  • 松下幸之助の「雨が降っても私の責任」の本当の意味。
  • 「出世するほどしんどくなる人」が勘違いしていること。
  • 「会社次元」で生きよう。

パート2:悩まない人は世界をどう変えているか
– 問題を「具体的な課題」に昇華させる思考アルゴリズム

このパートでは、悩まないために必要な具体的なスキル、つまり、問題を「具体的な課題」に変えるための思考法が紹介されています。

例えば、「仕事がうまくいかない…」と悩んだとき。

「悩まない人」は、「うまくいかない」と「思い通りにいかない」は違うと考えます。
「思い通りにいかない」のは、単に計画通りに進まなかっただけ。

例えば、あなたが「毎日10km走る」という計画を立てたとします。

でも、今日は雨が降ってしまい、走ることができませんでした。
これは、「思い通りにいかない」状況です。

しかし、「うまくいかない」のは、最終的な目標に到達できないこと。

もしもあなたの目標が「マラソン大会で完走する」というものであれば、
雨が降った日でも、ジムに行ってトレーニングしたり、ストレッチをしたりすることで目標に近づくことができます。

つまり、計画通りに進まなくても、別の方法で目標を達成できれば「うまくいっている」と言えるわけです。

「悩まない人」は、常に目標達成を意識し、状況に応じて柔軟に計画を変更できる人のようです。

また、著者は、「問題を解決しようとしない」ことの重要性も説いています。

「え? 問題は解決するものじゃないの?」と、思われたかもしれません。

もちろん、問題を解決できるに越したことはありません。

でも、世の中には、どうしても解決できない問題も存在します。

例えば、あなたが「身長を伸ばしたい」と悩んでいたとします。

しかし、すでに成長期を過ぎていれば、身長を伸ばすことは難しいでしょう。

そんなとき、「悩まない人」は、問題そのものを受け入れるそうです。

そして、「この問題と、どう付き合っていくか」を考えることで、新たな視点や発想が生まれ、成長に繋がるのだとか。

もしかしたら、「身長が低いなりに、どんなファッションが似合うだろう?」と考えることで、おしゃれに興味を持つようになるかもしれません。

あるいは、「背が低いことを活かして、どんなスポーツに挑戦できるだろう?」と考えることで、新たな才能を開花させるかもしれません。

深いですね〜。

このパートでは、14個の思考アルゴリズムが紹介されています。

  • 「あ、いま自分は悩もうとしている…」
  • 悩みやすい論理的な人、どこが間違っているのか?
  • 「自分の失敗」より「他人の成功」に目を向けよ。
  • 頭の中でぐるぐる考えるな。 書きながら1時間考えろ。
  • 大きなピンチでも、まずは「やっていない自分」を疑え。
  • 「成長し続けるベテラン」がずっとやってきたこと。
  • 「非合理な自分」を受け入れよう。
  • 「第二印象」と戦え。
  • リスクを恐れない人は「確率論的」に考える。
  • ポジティブシンカーはなぜ、いきなり「心が折れる」のか?
  • とりあえず「ラッキー!」と口にすべき非スピリチュアルな理由。

感想

全体を通して、この本は、「悩み」に対する考え方を大きく変えてくれる、とても刺激的な内容でした。

特に、「問題を解消する」という発想は、目からウロコでした。

これまで、私は、問題が起きると、なんとかして解決しようと躍起になっていました。

でも、解決できない問題に直面したときは、必要以上に悩んでしまい、時間やエネルギーを無駄にしていたように思います。

これからは、この本で紹介されている思考法を参考に、問題を「解消」するという視点も取り入れて、もっと楽に、そして前向きに生きていきたいと思いました。

また、この本では「時間最短化、成果最大化の法則」と合わせて読むと、さらに理解が深まると書かれていました。

興味のある方は、ぜひそちらも読んでみてくださいね。

https://amzn.to/3VYcNG0

まとめ

今回は、「悩まない人」の考え方について、ご紹介しました。

この本で紹介されている思考法は、日常生活だけでなく、仕事や人間関係など、あらゆる場面で役立つものばかりです。

「悩まない人」の思考法を身につけることで、あなたは、

  • 無駄な悩みから解放され、より多くの時間を有効活用できるようになります。
  • 問題に直面しても、冷静に解決策を見つけられるようになります。
  • 変化に柔軟に対応できるようになり、どんな状況でも、前向きに行動できるようになります。

ぜひ、皆さんもこの本を読んで、「悩まないスキル」をインストールし、より充実した毎日を送ってくださいね!

最後に、この本を読んで、「悩みを書き出す」という方法を試してみたくなりました。

悩みを紙に書き出すことで、頭の中が整理され、客観的に自分を見つめ直せるそうです。
私も早速、ノートとペンを用意して、実践してみようと思います!

コメント